くらみ里山留学

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子どもの交友関係が
飛躍的に広がりました。

2023年度
名古屋より里山留学

Q1里山留学のきっかけは何ですか

学校見学子どもが小学生になり都会の便利な生活にどんどん慣れていく一方で、父親としては自然の中でいろいろ経験させたいと思っても不自由な環境であることにストレスを感じていました。私の両親が掛川に住んでいて、2023年の年始に倉真のこんにゃく亭周辺を散歩する機会があり『山里の風景が残っていていいところだな』と思いました。冗談半分に「週末通いで倉真の山林に秘密基地でも作るか」という話を子どもにしたところ少し興味を示したのがきっかけです。それから倉真のことを少し調べてみると里山留学を受け入れていることが分かりました。2023年の受け入れは終了したとの情報でしたが、直接問い合わせてみると「まだ大丈夫ですよ」とのことだったので、早速、子どもと倉真を訪問し、協議会の方にいろいろ案内してもらいました。その時に、子どもが倉真小学校のグラウンドで野球の練習する子どもたちをうらやましそうに眺め、地域の子どもたちとすぐに仲良くなったりするのを見て『この様子なら転校してもやっていけそうだな』と感じました。学校見学

Q2里山留学の決め手はなんですか

子どもが倉真で野球をやりたいと言ったことと、すぐにでも生活が始められそうな貸家を借りられそうだったことです。一番の懸念は子どもが里山暮らしをすぐに嫌になり、名古屋に帰りたいと言い出すのではないかということ。幸い、名古屋の住居を残すことができたので、いざという時はいつでも帰れるという安心感はありました。また、両親と姉夫婦が近く(掛川市と袋井市)に住んでいるというのも安心材料になりました。

Q3里山留学に関する情報をどのように収集しましたか

里山留学を受け入れているという情報は袋井に住む姉から聞きました。その後の具体的な情報についてはインターネットで調べたり、倉真を訪問して直接確認をしたり、協議会の担当者とのメールのやり取りで収集しました。

Q4里山留学に関して大変だったことはありますか

名古屋でしていた仕事の引継ぎや整理、行政への転居手続きです。

Q5里山留学して、まずはじめにしたことは何ですか

川遊び
  • 倉真小グラウンドでのキャッチボールですね。あれダメこれダメという注意書きが何もないことに親子で感動しました!
  • 自分たちが食べる野菜を育てる畑の準備です。土が粘土質で今も苦労しています(笑)。
  • 足りない家財道具の収集です。家電製品はほぼ揃っていたので細々したものを揃えました。
  • 薪ストーブと囲炉裏が珍しく、毎日のように炭をおこして食事を作っていました。
  • ゴールデンウイークに倉真の子どもたちと川遊びをしました。
川遊び

Q6現在のお仕事は何ですか。また、里山留学前のお仕事と変わったことがあれば教えてください

川遊び名古屋にいるときは川での環境学習支援を行うNPOの仕事や矢作川の魚類調査の仕事をしていました。倉真に転居してからは、NPOでの仕事は辞めて、豊川や矢作川で河川環境や魚類調査の仕事をしています。妻は東京にある大学の教員で、外国人児童生徒の教育(多文化共生)について研究しています。私は仕事の移動手段として高速道路を使いますが、倉真から新東名インターまで20分ぐらいで行けます。妻は新幹線を利用するのですが、倉真から掛川駅まで車かバスで15分程度で行くことができます。名古屋に比べると公共交通機関の利用に不便な面もありますが、自家用車があるので何とかなっています。普段から夫婦で仕事の都合をすり合わせて、両親とも不在にはならないようにしています。妻は泊りで出張する仕事も多く、私と子どもで倉真で生活する日が多いです。川遊び

Q7地域とのつながりはありますか

近所の方々とは貸家の家主さんを通じてすぐに知り合うことができました。また、家主さんには家財道具や電化製品を提供してもらったり,タケノコ堀りに連れて行っていただいたり、とてもお世話になっています。また、子どもが野球チームに参加し、学童にも通っているので、子どもを通じてつながりができました。最近は、野球チームや学童以外の子どもたちとも遊ぶようになり、つながりが広がっていると感じています。

Q8倉真に里山留学して驚いたことはありますか

たくさんありますが、一番は、子どもがすぐに倉真の生活に適応してしまったことです。学年が違う子ども達が一緒になって遊んでいることにも驚きました。また、倉真の子どもたちは、川で遊ぶことに慣れていて、生き物の名前や飼育方法にとても詳しいことにも驚きました。
地域のことで言えば、隣近所には、同じ姓の人が多いためか名前で呼び合っていることにも驚きましたね。うちは夫婦別姓なのでありがたかったです。お年寄り同士が、倉真小学校の卒業生だと言って昔の話をしていること、多くの保護者が子どもの登校の安全を見守っていることも、都会とは違うなと思いました。環境は、夜の気温が名古屋に比べてかなり低いことです。

Q9倉真の魅力を教えてください(掛川の魅力でもOKです)

新鮮な野菜が近くで手に入ることです。購入に限らず、畑で作ることができたり、いただけたり、食を通じて四季を身近に感じられることです。また、学用品、家財道具、農業資材など、必要なものを誰かに伝えておくとなぜか必ず手に入ること(笑)。地域のコミュニティが幅広いと感じます。
買い物にも、車で15分圏内で、食材や生活用品が揃います。県道は意外と朝夕の交通量が多いのですが、県道を少し離れると車も少なく、静かです。
私と子どもにとっては、目の前を流れる倉真川で川遊びができることも大きな魅力の一つです。

野球

Q10休日の過ごし方を教えてください

野球子どもはほぼ毎週末、野球の練習です。
私は畑作業や薪づくり、野球のない日や平日は子どもと倉真川で川遊びをしたりしています。

Q11子育ての環境はどうですか、またお子さんの変化があれば教えてください

家族写真子どもがのびのびと学校生活を送っていると感じます。毎日、遊び疲れて眠ってしまうので、規則正しい生活を送れるようになりました。毎週末は野球に参加しているので、体力は飛躍的に向上したと思います。親が仲介せずとも、子ども同士で約束をして遊ぶようになりました。保護者も、都会に比べて、子どもが外で遊ぶことに寛容だと思います。
学校では、地域性を生かした授業が組み込まれ、地域のことに興味を持つようになりました。生き物採集、野菜作り、ボランティア活動、寺院や温泉訪問など多彩な授業があります。
生活面では、食べ物の旬、生き物、気象を通じて季節の移り変わりを意識するようになったと思います。虫がいることに平気になりましたね。クモ以外ですけど(笑)。

家族写真

Q12里山留学を検討している方へ何か一言ありますか

「移住」ではなく、1年間の留学と言われると多少気が楽になりますが、また元の居所に戻るとなると、仕事や住居のことなど、それはそれでまた悩ましい問題が出てきます。子どももいつ「帰りたい」と言い出すかわかりませんし。なので里山留学するには背水の陣ではなく、戻れる環境をいかに残せるか、が重要な気がします。

キャンプ

Q13里山留学を機に大きく変わったことはありますか

キャンプ名古屋の小学校に比べて在籍児童数は少ないにもかかわらず、子どもの交友関係が飛躍的に広がったことです。あとは、子どもが帰宅した時に親がいなくても近所の友達と遊んで待っていてくれる、という安心感が生まれました。地域内のネットワーク、顏の見えるお付き合いのおかげだと思っています。